Q.創業までの経緯は？

大学は教育学部に進学したが、日本の教育システムが硬直していることに疑問を持っていた。学校は、決められた教科書で、決められた内容を教えるだけで、学校教員になることには魅力を感じなかった。

一方、テニス部でメンタルトレーニングに触れたことがきっかけで、「自分の能力の伸ばし方」、「目標達成の仕方」などを教えてくれるスクールがあったら面白いと考えるようになった。こうした自分の能力を発揮するための「生きる力」を学べるようなスクールにしたいと思い、営業や家庭教師の仕事を経て、「総合学習室アビリティ」をスタートした。

Q.どのような理念・想いで、どのような事業をされているか？

生徒に対しては、「自分の能力の伸ばし方、物の見方を学び、将来に生かせるマインドとスキルを身につけてもらうこと」を大切にしている。学習や受験は、単なる手段にすぎず、目的ではない。アビリティは、一般的な学習塾とは異なり、「社会に出てから生かせるマインドとスキルを伸ばすこと」を目的として、生徒と向き合っている。

また、親でも学校の先生でもない「第三の大人」として関わる価値を追求している。幼児から高校生までの各年代に対して、適切な時期に、適切な教育プログラムを提供し、ワンストップで子供たちの教育・成長に寄り添えることが、アビリティの価値だと考えている。

Q.自社の強みは？

アビリティが掲げる理念に共感いただける顧客、スタッフが集まっていることが、一番の強み。保護者の皆様は、教育の意識と感度が高い方が多い。また、当社のスタッフについては、教育に関わるプロフェッショナルとしての能力やスキルはもちろんだが、高い使命感をもったスタッフが多いと自負している。

Q.アビリティで働く魅力は？

アビリティでは、一般的な学習塾とは異なり、教育に関する仕事、先生としての業務は、50～60%に過ぎない。それ以外に、プロダクトの企画・開発、マーケティング、人材マネジメントなど、「教室の経営」に関わる業務が、40～50%程度を占めている。そのため、経営リーダー（ジェネラリスト）として、コミュニケーション力、企画・提案力など、総合的なスキルが求められる。

一般的な学習塾よりも要求されるレベルは高い分、成長意欲の高いスタッフにとっては、より成長・活躍できる環境と機会が用意されている。また、当社においては、年齢、入社歴などは一切関係なく、ベンチャー企業のように、新しい感覚で仕事をしてもらえる社内風土、カルチャーがある。

Q.採用の方針は？（どのような方を求めているか？）

まずは、子供たちの教育に関わることの価値、可能性の大きさを見出していただける方を求めている。これからの日本は「超高齢化社会」であり、今の子供たちは、1人で4人の高齢者を支えていかなければならない。このような現状で、日本の未来を創れるのは、子供の教育しかない。子供の教育に関わるスタッフは、最も優秀な人材であるべきだと考えている。新卒採用、中途採用を問わず、子供の教育に対して、「熱い想いとミッションをもった優秀な人材」、「子供たちに最大限に良い影響を与えられる人材」を求めている。

Q.入社後、どのような成長・活躍ができるか？

アビリティとしての理念、教室運営に関するポリシーやメソッドなどをまとめた「アビリティ・フィロソフィー」を基に、基本的な理論や考え方を学び、それを基に実践を繰り返していける環境がある。スタッフ一人ひとりが目標を設定し、大きな役割や決定権を持ちながら、リアルなビジネスを実践し、成長していける環境がある。

例えば、入社2～3年で、早くも副教室長に昇格し、教室経営に携わっているスタッフもいる。ほかにも、入社1〜2年で採用チームに抜擢され、早くも採用面接や選考をリードしているスタッフ、自分が得意なクリエイティブを生かして、WEBやパンフレットなどのデザインを任されているスタッフなど、多くの若手社員が活躍している。

Q.卒業生の活躍も、アビリティの財産ですよね？

アビリティの卒業生は、様々な分野で活躍している。中学生のときに「世界を駆け巡る海洋学者になりたい」と言っていた生徒は、北海道大学の水産学部に進学し、現在は、東京大学で研究員として活躍している。まさに、中学生の時に設定した目標を実現している。このような卒業生が、全国で活躍してくれていることを、とてもうれしく、誇らしく思う。

Q.アビリティへの就職を検討されている方に一言

世の中には様々な職種や仕事があるが、これほどお客様から感謝の言葉をいただける仕事はないと感じている。そのため、日本の未来の人材を育てるという崇高なミッションとともに、大きな幸せを味わえる仕事が、当社にはあると自負している。今後、優秀な人材がもっともっと入社したくなるような環境づくりに取り組み、東北から日本の教育をリードしていけるような企業にしていきたい。